2013-08-12

日菓のしごと

京都に日菓(にっか)という和菓子職人の2人組がいらっしゃいます。


伝統的な侘び寂びを追求するデザインではなく、ちょっと面白くて可愛いアイデアで和菓子づくりをされています。


日菓のお菓子は受注販売のためお店に行けば買えるわけではないので、月1回の予約販売の機会に京都の工房へ行くか、何かのイベントが東京で開催されるのを待つか、しかありません。

前回VACANTのイベントは逃してしまったわたし、今回伊勢丹で行われたトークイベントに念願かなって行ってきました。

前回花火師になりたかったことを書きましたが、和菓子職人にもなりたかったことがあり(笑)、和菓子づくりの実演に興味シンシン。私にしては珍しく、いちばん前のど真ん中を陣取って拝見しました。

こなし、と言われる生地に爪楊枝でポツンと食紅を付けてこねこねすると、みるみるうちにこなしの色が変わってカラフルな和菓子が出来上がります。

色々な道具をつかって切ったり貼ったり跡を付けたり。金箔を乗っけたりして波の冠、草冠、月に足跡が付いたアポロ、モンブランみたいにつくる赤い糸のお菓子ができました。


それから市販の羊羹を切ったり形を抜いたりするだけで楽しい和菓子に変身させるわざも教えてもらいました。

最近出た本の表紙にもなり、実演も見せてもらった赤い糸のお菓子がおみやげでした♡ 


それからねずみ花火というタイトルのお干菓子。


大阪に住んでいた頃はよく母が季節の和菓子を買ってきてお抹茶入れてくれたけど、東京に来たら洋菓子の方が美味しいのですっかり和菓子ばなれしていました。そういえば年始に末富から取り寄せていた花びら餅とうすべにも、最近はごぶさた。久しぶりにきれいで美味しい季節の和菓子を食べたくなりました。



2 件のコメント:

  1. うわあ。。綺麗。
    わたしは和菓子に詳しくはないのですが、
    とにかく美しいです。

    四季を取り入れた色とりどりの和菓子には、いつも目が釘づけになります。

    今、就職の決まった弟が卒業旅行の為に三越内の和菓子屋さんでバイトしているんです。
    弟はお茶をずっとやっているので、時々わたしにもお抹茶と共に振る舞ってくれます。

    和菓子も花火も、とても儚い。
    花火は上がれば消えてしまう。
    和菓子はお口に入れれば消えてしまう。

    日本人の繊細な感受性が活かされた素晴らしく美しい宝物ですよね。

    毎日暑い日が続いているので、ロッタさんお体大切になさってくださいね。:)

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  2. Chihiroちゃんありがとう♡ 和菓子の世界って面白いと思うの。特に四季や歳時記に併せてたくさんのデザインがあるのがすごく面白い!和菓子にしろ花火にしろ、子どもの頃の方が伝統的なものに興味があったみたい。バレエもクラシックからモダンに変えた途端につまらなくなって辞めてしまったり。昔のものは洗練されて美しいよね!

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