2013-12-26

ブリングリング/愛しのフリーダ

先週の連休中日はとても充実した1日でした。晴れていたしサクサク動く体力はあったし気分が良かった!貴重な休日にいかに予定をこなせるかが満足度につながります。

お昼にいつものチャノマでゆうことランチ。ゆうこの良い話を聞いたり、世の中のしょうもないいざこざについてふたりでウンザリしたり、年末のカウントダウンフェスの予定をたてたり。


その後ゆうこと別れて渋谷に行くことに。調べると、うまくいけば観たかった映画が2本観られる!で、その前に少し時間が空くからfifiへ。20分くらいしかいられなかったけど、可愛いピアスを見て、桃子さんたちと話して元気を注入♡ 温泉話があつかったです。

渋谷パルコまで移動してブリングリングを観ました。先日のウォールフラワーに続いてこれもエマ・ワトソン出演してます。セレブの自宅を狙ったティーン達の窃盗団の実話を元にした話。


渋谷で観るのがぴったりな映画でした。悪いことがよくわからなくて悪ノリが過ぎて刑務所にまで入るのに、それでもなお心底反省してない。親にも問題を感じるし、犯罪を犯したこどもを面白がって取り上げるマスコミもおかしい。


アメリカのこの現状おかしくない⁈という問題提起要素も若干あるかもしれませんが、ソフィアが撮っているので説教くさい社会派映画ではありません。ソフィアはいつもその時代の「女の子」のリアルを俯瞰でクールに描く。映画は娯楽派な私としてはこの軽さがよかったです。



パリスやキルスティンが出てきたり、ブランドのキラキラした洋服やバッグ、靴、車、セレブの豪邸が華やか。パリスに至っては自宅まで公開しています。




日本でもいわゆるセレブファッションが流行した時に、私もL.A.のお店からアクセサリーを取り寄せたりKITSONを常時パトロールしたりしていましたが、パーティーセレブの選ぶものって全部主役級の派手アイテムばかりでコーディネートが難しい。実際ブリングリングのメンバーも、盗んだ高級品でコーディネートしてるのに全然オシャレじゃないの。


ひとりだけ、窃盗団のリーダーでアジアンビューティーなレベッカ(写真右から2番目)はファッションの勉強がしたいというだけあってオシャレです。判決を受けに法廷へ出向く時も、TPOに合った(オシャレとかいう状況じゃないですが)紺ブレに膝丈スカートが可愛かった(何度も言うけど可愛いとか言う場面ではないのですが 笑)です。


レベッカは泥棒する時もスマート。大胆にもガタガタ音を立てて空いている窓を探し、電気を付けてまさにショッピングをするように家中見て回る。バーキンを見つけてその中に持ち帰るものを詰めて家を出ると、その家の車に乗って逃げるという。どんだけ肝が座ってるの!



さらに盗品を身につけた自分の写真をSNSにアップしちゃうあたり、全然悪いことをしたと思ってないんだろうな〜。世の中なめてますね 笑。



レベッカ役のケイティ・チャンが素敵で、主犯役にも関わらず純粋性と品の良さを感じます。新人さんらしいので今後が楽しみ。秋からコロンビア大学に通う知的な女優さんだそう。



それからエマもやっぱり良かった。完全に自意識過剰なおバカ女子になってました。クラブでビヨンセの真似をして踊るユーモアも。そしてこの顔が好きです 笑。


唯一ソフィアらしいと思ったのはエマ達姉妹の部屋のシーン。服の趣味と違いすぎる可愛い部屋に違和感すら感じましたが。(でもよく見ると脱ぎ散らかした服が汚い)


犯罪をキラキラ、スタイリッシュに描いてしまったために賛否両論の意見があるそうですが、おかしな現状はちゃんとおかしく描かれているし、私は面白いと思いました。倫理観はリアルを見聞きして自分で養えると思うし。

映画を見終わってパルコの下に降りると1階に小さな期間限定ブースが出店されていて、以前から気になっていたMichu coquetteさんの商品があったので可愛いピアスないかなーと探してみると、発見♡


パッケージもかわゆいです。即決購入して、次の映画館に向かいます!タワレコを右に曲がってヒューマントラストシネマへ。

ビートルズのファンクラブを長年担当した女性フリーダのドキュメンタリー「愛しのフリーダ」を。


当時ビートルズに関わる仕事は憧れの的だったということですが、フリーダさんはファンのための職務を真面目に謙虚にひたすら果たしていた方だったことがわかる内容でした。


タイピングが早ければ優秀な職業婦人と認められていた時代を越えて、女性が自ら考え意見を出して会社の運営に影響を及ぼすようになる時代の先駆けでしょうか。

引退してすっかりおばあちゃんになったフリーダさんが、これまでビートルズの話は一切してこなかったのに孫へ自分の生きた証を送るために協力することにしたという貴重な記録でもあります。


当時の話を頬を赤らめながら楽しそうに、少し自慢げな笑顔も交えて語るフリーダおばあちゃん。地味だけど本当にビートルズ愛があって真面目かつバイタリティのある貴重な人材だったんだろうなと想像できます。


それにしても当時のビートルズは現代の誰にも当てはまらない唯一無二のスーパースターだったんだなあと思いました。今よりも格段にプライバシーが守られていなかったであろう時代のスターはすごかったんだろうなあ。

ポールマッカートニーにSirの称号がつくのも納得です。

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