先週の早帰り日は恒例の映画へ。ウォールフラワーを観てきました。
辛い過去を持つティーンエイジャー達の青春もの、というストーリーはどこかにもありそうなものでしたが、なんというか、ちょうどいい甘辛バランスの中にキラッと光る印象的なシーンが散りばめられたセンスのいい映画でした。
ポスターにもあるように、キャストが素敵。特にエマ・ワトソンとエズラ・ミラーが綺麗!ずーっと観ていたいくらい。他の役柄もキャラクターがあってよかったです。
音楽も素敵。サントラが欲しいです。デビット・ボウイって今まであまり聴いて来なかったけど素晴らしいんですね。ヒーローという曲が流れるこのシーンは、観終わって何日か経つのにその美しさが忘れられません。
ストーリー云々より、このワンシーンがこの映画のすべてといってもいいほど印象的。
自分の学生時代と照らし合わせてところどころで古傷が痛むような気持ちになりました。いつも自信がなくて毎日自己嫌悪の繰り返しだった学生時代を思い出すと、30歳を越えた今はだいぶ楽になったなーと思います。映画の感想にはあの頃に戻りたいというコメントもありましたが、私は全然戻りたくない。あんなしんどい思いはもうごめんです。そもそもどの過去にも戻りたいとは思わないですが。
ところでエマはショートにして大正解ですね。ハーマイオニーの印象は今やまったくありません。目の綺麗さと聡明さが増して、これからどうなっていくのか楽しみです。
ウォールフラワーが期待以上にいい映画だったのに対して、期待していたほどでなかったのがカール・ラガーフェルドのドキュメンタリー。
全部の指にシルバーの指輪をはめてカチャカチャ言わせながら歩く帝王カール様の日常は興味深かったのですが、シャネルのあのファンタジックなインスピレーションはどこからくるのかがもっと知りたかったなあ。
ただ、カール様の撮る写真の美しさがはんぱなかった!世界観を明確に表現できる能力はデザインだけではなく写真にも表現できるということか。
男性モデルはよくわからないポーズをとらされるわどんどん脱がされるわでやや戸惑い気味なのですが、出来上がった写真の美しいこと!
出がけに指輪のどっさり入ったお皿の中身をザザーッとポーチに空けて持っていくのにはびっくり。お出かけ中に変えたくなっちゃうのでしょうか。昔テレビで忌野清志郎が、カラフルなビーズのブレスレットを山ほどテーブルに並べて「毎回めんどくさいんだよな〜」と言いながら選んでいたのを思い出しました。
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